こんにちは蝦名研究室にてアルバイトをしているさべです。

今回は、先日行った古文書調査についてお話ししたいと思います!


コロナの状況も落ち着いてきたということで、蝦名研究室では10月30日・31日に岩手県一関市藤沢町にある時宗・不退山長徳寺にお邪魔して古文書調査を行いました。

時宗のお寺は珍しく岩手県内には14つしか存在しませんが(時宗宗総務所HPより)、そのうち2つが藤沢町にある長徳寺と藤勢寺です。今回の古文書調査では、この長徳寺と藤勢寺の過去帳を中心に写真撮影を行いました。


【1日目】

長徳寺さんにお昼ごろにお邪魔し、御本尊様であり岩手県指定有形文化財にもなっている木像阿弥陀如来像にお参りをしてから作業開始です。グループに分かれて割り振られた古文書を撮影していきます。


↓撮影の様子


作業は2人1組で行い、古文書を一枚一枚丁寧に確認しながら撮影していきます。写真撮影のコツは古文書が水平になっていることを確認し全ての字がきちんと見えるよう全体を撮ることです!撮り終わった古文書は中性紙封筒に入れて順番が分かるよう整理していきます。



この日は気温もそこまで低くなくて良い天気だったので作業の途中に休憩がてらお寺を散策しました。紅葉の季節ということで山々の景色がとても綺麗でした。

このような環境のおかげでリフレッシュでき残りの写真撮影も頑張ることができたように思います。

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境内には時宗の開祖、一遍上人の尊像が。コロナ禍ということで貴重なマスク姿を見ることができました。



【2日目】

この日は朝から長徳寺にお邪魔し昨日の作業の続きを昼頃まで行い、予定していた分の撮影を無事終えることが出来ました。


↓撮影に使った道具たちもしっかりお片付け。古文書の撮影には多くの道具が必要です。

これにて古文書調査は終了。

2日間もお邪魔させてくださった長徳寺さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


【おまけ】

調査中、長徳寺さんには本当にお世話になり、様々なお話を伺いました。その中で、藤沢町の由来が神奈川県藤沢市にある時宗・総本山清浄光寺(遊行寺)から来ているということを知り神奈川出身のわたしはとても驚きました。神奈川県に帰った際には遊行寺にも訪れてみたいと思った次第です。