こんにちは、文学部1年の初瀬です。
令和6年能登半島地震の発生を受けて、みちのく古文書同好会に所属する学生も文化遺産の被災状況を推定する作業に参加しています。
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私自身も東北出身で、2011年の東日本大震災の発生時には幼いながらに普段とは違うものものしい雰囲気を感じていました。今回被災された方々に十分な支援が届き、少しでも早く元の生活が送れるようになることをお祈り申し上げます。
連日の報道で被災地の状況も少しずつ明らかになってきていますが、作業の中で改めて震度などのデータを目にして今回の災害の深刻さを実感しています。同好会に入会して以来、災害科学国際研究所の活動に参加しながら、災害に対して歴史研究分野は何ができるのかということを学んできましたが、今まさにそのテーマと正面から向き合っていると感じます。

地域の文化遺産は、被災地の皆様がそこで伝えられてきた文化的な営みを取り戻し、またその先へ繋げていくための手がかりになると考えております。時を選ばずにやってくる災害を前にして、新しい年を祝うこともままならない現状ですが、一日も早く復興に向かえることを心から願っています。