
初めまして、文学部1年のカワゴエと申します。初めてブログを書かせていただきます。
9月12日に大崎市にて行われた資料レスキューに参加しましたのでその様子をレポートさせていただきます。この資料レスキューはNPO法人宮城歴史資料保全ネットワークの活動の一環として行われたため、こもんどうからだけでなく、民間の方や他大学の学生たちと一緒に参加しました。
仙台市から車で1時間ほどの大崎市役所にて他の方々と集合、その後現地に徒歩で向かいました。
現地に向かうと広大な母屋と大きな蔵を持つ、歴史を感じる立派な邸宅でした。今回の作業の目的は蔵の収容物を外に出し、価値のあるものはご当主に許可をいただいて保存することでした。
作業は蔵から荷物を出すグループとそれを吉野作蔵記念館に運ぶグループに分かれて作業が行われました。蔵での作業は保存する価値のある資料にどこにあったのかわかるように付箋を貼り、それを邸宅の外にまで運び出す作業を行いました。運び出された資料は古文書や掛け軸、和傘など、多種多様で大変貴重なものばかりでした。
運び出した荷物はハイエースに整理しながら積み込み、吉野作蔵記念館に運ばれました。蔵の中から貴重な資料が多く見つかったため、1回では運びきれず、何往復もしながら作業を行いました。
お昼休憩は徒歩で「道の駅おおさき」に向かいました。そこで名物「塩トマトラーメン」をいただきました。
大崎市は地元ブランドをもつほどトマトの生産が盛んだそうです。私はラーメンにトマト?と思いましたが、実食してみると、野菜タンメンとは異なる今まで食べたことのない味でとてもおいしかったです。トマトの存在感もあり、また食べてみたいと思う一品でした。大崎市に立ち寄る機会があったら是非食べてみてください!
そして午後からの作業。蔵は2階建て構造になっており、資料だけでなく、日用品なども含まれていました。そのため大きめの荷物もたくさんあり、それを外に運び出す作業は大変でした。特に2階に置かれていた重量のあるものや皿や壺などの割れやすいものなどもあったため、資料ネットの方や他大学の方とも協力して、バケツリレーのように運び出しました。中には大量の宴会用の皿や大きめのひな人形、だるまなど普段見慣れないものも多くあり、大変ながらもとても有意義で楽しい作業となりました。
日が落ちて夕暮れに差し掛かるころ、蔵の荷物運び出しが終わり、実際に蔵の中を見学させてもらえました。荷物を運び出した後だと、想像していたよりも広く感じ、蔵にはこんなにも荷物を収容することができるのかと実感しました。
私はもともと日本史に興味があり、古文書も読めるようになるといいなと思い、こもんどうに加入したのですが、博物館などで見る資料ではなく、実際に保存されている本物の歴史資料を見学して、より身近に感じました。また、それがどのように保管され、整理していく段階を知れたため、大変貴重な経験をできました。また機会があればこのようなレスキュー活動に参加したいです。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。





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