こんにちは、さとうみです。
この記事では私が研究室で行っている作業の第二弾を紹介します!(第一弾はこちら)
2月13日の夜、福島県沖で最大震度6強の地震がありましたね。昨今の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。
私の家では、自身を怖がった猫が3日ほど暗い所にこもりきりになって、ご飯を食べなくなっていました。
今回はその地震の情報を使って作業を行います。前回と同じように、地震の情報が載っている画像をGoogle Earth上に貼り付けていきます。情報元は、防災科研クライシスレスポンスサイトです。
参照元はこちら
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前回は貼り付ける際の注意点など作業のハウツーについて説明しましたが、今回は作業内容と、作業後にどういうことがわかったかを書きたいと思います。
まず、私がやるべきこととして、2つの仕事をもらいました。1つ目は、面的推定震度分布の貼り付け、2つ目は建物被害推定の貼り付けです。(どちらのデータも、また他のデータも参照元のURLにありますので、飛んでみてください)
1つ目の、面的推定震度分布については上の画像の通りになります。画像が粗くなるといけないので、1県につき3、4枚程度を貼り付けるようにしました。ニュースをよく見られていた方はご存知かと思いますが、福島沖で地震が起きたものの、地震速報時点で震度が最も大きかったのは山元町でした。よくよく見ると、震度7の茶色が宮城県南部の海岸辺りにかかっているのがわかるかと思います。
福島宮城は全体的にかなり大きく揺れ、近隣の県でも震度5弱または5強が観測されました。そのため、震度5弱とされていた県(栃木、山形、岩手、茨城など)まで貼り付けていきました。貼り付けながら、あの地震は遠くまで揺れたんだなと地震の規模を感じました。
上の画像は建物被害推定のデータです。一見「どこ?全部白くない?」と思われるかもしれませんが、実際に探しながら貼り付けてみると以下のようになりました。
被害が最も大きかったのは、50~100棟未満の黒色が1点あった山元町でした。先ほどの推定震度分布でも一番だったので建物の被害も大きいと考えられたようです。他に震度が大きかった箇所は、福島の国見町、桑折町、相馬市、郡山市でした。
今回は地震が起きたということで急遽データの貼り付けを行いました。これは自然災害全般に言えることで、地震のほか台風などでもこのように臨時の作業を行ったことがあります。
その度、災害が身近に感じられる貴重なお仕事に携われていると感じます。
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